Chang'an · Xi'an
唐代の長安を、実際の座標で今日の西安に重ねました。銅銭をドラッグして 1,300 年を旅しましょう。
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- 無料のオープンソースです(MIT ライセンス)
概要
長安・西安 双城輿図は、唐の都・長安を、実際の縮尺と方位のまま現代の西安の上に重ねた無料の Web 地図です。地図のどこかをタップすると、そこが唐のどの坊(区画)にあたるのかを教えてくれます。着想のもとになったのは、陝西歴史博物館にある、今の街路の上に唐の長安を描き重ねた地図です。そのアイデアを、ダウンロード不要でスマートフォンからすぐに開けるページにしました。
画面下部のコントロールはスライダーで、そのつまみは唐の銅銭「開元通宝」の形をしています。ドラッグすると、今日の西安、両方の都市の重ね合わせ、唐の長安のみ、という 3 つの状態のあいだで地図がなめらかに移り変わります。唐の側へ動かすにつれて現代の街路は薄れ、古都の坊の壁、宮殿、市場、水路が浮かび上がります。描画は絹本彩色の画風で、朱・金・石緑の色づかいに、坊の名前は縦書きです。
唐の都は手描きのイメージではありません。110 の坊の配置は宋敏求『長安志』(巻 7〜10)にもとづき、『唐六典』とも整合させています。さらにグリッド全体を、今も元の場所に残る 3 つの唐代遺構、明徳門遺址・含光門遺址・丹鳳門遺址をもとに WGS84 座標へ位置合わせしました。位置合わせのあと追加の調整をしなくても、大雁塔は晋昌坊に、小雁塔は安仁坊の北西に、大唐西市博物館はかつての西市の上にぴったり収まります。
あらかじめお断りしておくと、これはあくまでイメージとしての復元です。坊の境界や街路はおおよそのもので、池や運河の形はデフォルメしており、実際には不規則な形だった大明宮も簡略化しています。訪れる人が位置関係をつかむためのもので、考古学の資料として使うことは想定していません。アプリ内の「典拠と注」ページに、すべての出典と簡略化した点を載せています。
主な機能
時をめぐる銅銭スライダー
スライダーのつまみは開元通宝の銅銭です。ドラッグするか、「現代の西安」「重ね合わせ」「唐の長安」のプリセットを使えば、現代の街と唐の都のあいだをなめらかに行き来できます。
タップで唐の坊がわかる
任意の地点をタップまたはクリックすると、その場所が属していた唐の坊の名前がポップアップで表示されます。平康坊の歓楽街や、親仁坊にあった郭子儀将軍の邸宅など、よく知られた 30 以上の坊には短いエピソードが付いています。現在地ボタンを使えば、今いる場所の坊を表示することもできます。
「今と昔」をめぐる散策ルート
サイドパネルには、大雁塔・小雁塔、青龍寺、大明宮、含光門、西市など、今も訪れることができる長安ゆかりの 16 か所が並んでいます。それぞれに、現在と唐代を見比べるカードが付いています。
唐の都を重層的に描写
地図には、110 の坊、東市と西市、3 つの宮城、曲江・芙蓉園の一帯、市内の運河、そして今は残っていない唐代のランドマーク 10 か所が描かれています。明代の城壁の輪郭は破線で示しており、現在の城壁に囲まれた旧市街が唐の長安の北東の一角にすぎないことがわかります。
5 言語対応と出典の明記
インターフェースは英語、簡体字中国語、繁体字中国語、日本語、韓国語に対応しています。「典拠と注」ページでは、文献資料、位置合わせの基準点、わかっている簡略化について説明しています。
Chang'an · Xi'an の使い方
- スマートフォンかパソコンで changan.pomodiary.com を開きます。言語はブラウザの設定に合わせて選ばれ、言語切り替えから変更できます。
- 短いウェルカムカードを読み、「入城」をタップして地図に進みます。
- 画面下部の銅銭スライダーを、現代から唐の側へドラッグします。両方の都市を同時に見たいときは「重ね合わせ」のプリセットをタップしましょう。
- 地図のどこかをタップすると、その地点が唐のどの坊だったかがわかります。有名な坊では短いエピソードも表示されます。
- 「今と昔」パネルを開き、現存する 16 か所を見ながら、それぞれの現在の姿と唐代の姿を比べてみましょう。
- 唐の長安のみの表示に切り替えて、明代の城壁を示す破線を探してみてください。今の城壁に囲まれた街が、長安に比べてどれほど小さいかがわかります。
- 細かな点を当てにする前に、「典拠と注」ページで、復元の方法やおおよそになっている部分を確認してください。
こんな方におすすめ
- 西安の街を歩きながら、唐代には足もとに何があったのかを知りたい旅行者の方。
- 唐詩や歴史を読んでいて、平康坊や西市といった地名を実際の地図の上で確かめたい方。
- 長安と現代の西安のスケールの違いを手軽に示す方法を探している先生や学生の方。
- 歴史上の都市計画を実際の座標に位置合わせする、オープンソースの実例に興味がある開発者や地図好きの方。
よくある質問
- 無料ですか?アプリは必要ですか?
- 無料で、スマートフォンでもパソコンでもブラウザで動くので、アプリのダウンロードは不要です。コードは MIT ライセンスのオープンソースです。
- 地図上の唐の都はどのくらい正確ですか?
- 坊の配置は『長安志』と『唐六典』にもとづき、グリッドは今も元の場所に残る 3 つの唐代の門の遺構から位置を決めています。ただし、坊の境界や街路はおおよそのもので、水路はデフォルメしているため、考古学的な根拠としては使わないでください。
- 唐の長安は、今の城壁内の街と比べてどのくらい大きかったのですか?
- この地図が用いている資料によると、外郭城は東西約 9.7 km、南北約 8.6 km ありました。破線で示した現在の明代の城壁は、そのうち北東の一部しか囲んでいません。
- 対応している言語は何ですか?
- 英語、簡体字中国語、繁体字中国語、日本語、韓国語です。ブラウザの言語がこれら以外の場合は、英語で表示されます。
- ベースマップはどこのものですか?
- 現代のベースマップには、OpenStreetMap のデータをもとにした OpenFreeMap のベクトルタイルを使っています。復元図と同じ WGS84 座標を使っているので、2 つのレイヤーのあいだに座標のずれは生じません。
ガイドと記事
- 西安の博物館で見た一枚の地図をきっかけに、長安城をまるごと今の西安に重ねてみました
陝西歴史博物館で見た古今の重ね地図をきっかけに、盛唐の長安城の百余りの坊、東西の市、宮城を実際の緯度経度で今の西安の街路に重ね、銅銭をドラッグして時代を行き来できるウェブページを作りました。
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