Guanqi
中国の都市を、それを取り巻く山と川の中に置き直しました。回して、雨を降らせて、読み解ける 3D の風景です。
- カテゴリー
- ゲーム・文化
- 対応プラットフォーム
- Web
- 料金
- ブラウザで無料で利用でき、インストールは不要です
概要
観気(Guanqi)は、中国の風景をめぐる無料の Web 地図帳です。通りや観光名所から入るのではなく、土地そのものから始めます。山はどこにそびえ、水はどこから流れてくるのか、そして都市はそのあいだにどう収まっているのか。それぞれの場所はブラウザで回転・拡大できるインタラクティブな 3D シーンになっていて、シーンごとに、そこに描かれた山・川・湖・ランドマークを解説する読み物のページが用意されています。
現在収録されているシーンは 37 あります。うち 36 は実在の場所をもとにしたもので、残る 1 つは「回瀾谷(Huilan Valley)」というオリジナルの架空の谷です。こちらは地理ではなくアート作品であることがはっきり明記されています。実在の場所としては、蒼山と洱海のある大理、西湖とそれを囲む山々の杭州、秦嶺の山麓と渭河にはさまれた西安、長江と漢江が合流する武漢、そして峡谷の出口にあたる宜昌などがあります。
シーンは Blender でモデリングし、Three.js でリアルタイムに描画しています。実在の場所のシーンは、公開されている標高データと OpenStreetMap の水域の輪郭に、芸術的な表現を組み合わせたものです。色や植生、霧、光はデフォルメされており、起伏を読み取りやすくするために地形の高さも誇張しています(たとえば杭州のシーンでは、標高を実際の 3.5 倍で表示しています)。どの読み物ページにも「出典と範囲」のセクションがあり、モデルが何にもとづき、何を省いているのかを説明しています。
あらかじめお断りしておくと、観気は、山がどう迫ってくるか、水がどう曲がるか、空間がどう囲まれ、どう開けているかといった、地形を読み解く伝統的な考え方を出発点にしています。ただし、それらはあくまで文化的・空間的な観察として扱っています。動く光の筋は物理的なエネルギー場ではなく、運勢や土地選び、風水の判定は一切行いません。また、測量図やナビゲーションツールでもないので、実際の道順は地図と現地の様子で確かめてください。サイトは現在、中国語のみです。
主な機能
回して眺められる 37 の風景シーン
それぞれのシーンは 3D モデルになっていて、ドラッグで回転、ピンチやスクロールで拡大・縮小できます。カメラのプリセットで全景・近景・真上からの視点を切り替えられるほか、自動ツアーのボタンを押すと、カメラがシーンの中をひとりでにゆっくりと巡ります。
天気・光・雨音
天気ボタンで、晴れ・小雨・本降り・大雨・雷雨を順に切り替えられ、光は朝の光と夕暮れから選べます。雨音は初期設定ではオフで、サウンドのトグルをひとつ押すだけでオンになります。音は雨の強さに合わせて変わります。
場所ごとの読み物ページ
各地点には専用の静的ページがあり、紹介文、シーンの見どころガイド、よくある質問、関連する場所が載っています。ページ上部には 3D シーンが埋め込まれていますが、3D が読み込まれなくても本文は読めます。
出典と範囲を明記
どのページにも、地形や水域の輪郭の出典(公開されている標高タイルや OpenStreetMap など)、高さの誇張の度合い、省いた建物、そして実測ではなく芸術的な表現である部分が記載されています。
速さを変えられる水の流れ
川に沿って流れる光の筋が、下流の方向を示します。流速のスライダーで動く速さを変えられ、アニメーションを一時停止することもできます。光の筋は流れる向きを示すだけのもので、リアルタイムの水文データや潮汐データではありません。
共有できるシーンのリンク
シーンごとに固有のアドレスがあるので、トップページではなく杭州や大理のシーンを直接相手に送れます。ブラウザの「戻る」「進む」で、訪れたシーンのあいだを行き来できます。
Guanqi の使い方
- WebGL に対応したブラウザで shanshui.pomodiary.com を開きます。スマートフォンでもパソコンでも使え、インストールは必要ありません。
- 「山水図鑑」から場所を選ぶか、杭州・大理・武漢などの場所のページを直接開きます。
- まず全景で主な山と水域をつかみ、次に近景でその場のスケール感を確かめ、真上からの視点で位置関係や開けた方角を見比べます。
- ドラッグで回転、ピンチやスクロールで拡大・縮小します。風景が動く様子をただ眺めたいときは、自動ツアーを試してみてください。
- 天気を雨に、光を朝や夕暮れに変えると、同じ地形を違った雰囲気で楽しめます。雨音を流したいときはサウンドをオンにしましょう。
- 場所のページを下へスクロールすると、見どころ、よくある質問、「出典と範囲」の注記が読めます。どこがデータで、どこが芸術的な表現なのかを確かめられます。
こんな方におすすめ
- 訪れる前に、中国の都市が風景の中にどう収まっているのかをつかんでおきたい旅行者の方。ふつうの地図を補うものとしてお使いください。
- 山や水を語る中国の伝統的な言葉に興味があり、それを占いではなく文化として知りたい方。
- 仕事や読書のあいだ、サブ画面に雨音とともにゆっくり動く静かな風景を流しておきたい方。
- 西湖を囲む山々、秦嶺と渭河、武漢で合流する二つの川といった地形を、直感的にとらえられる教材を探している先生や学生の方。
よくある質問
- 観気は無料ですか?
- はい。すべてのシーンと読み物ページはブラウザで開けます。Blender や Three.js、アプリなどをインストールする必要はありません。
- シーンは衛星写真や測量図ですか?
- いいえ。実在の場所のシーンは、公開されている標高データと地図の輪郭から作った芸術的な 3D モデルです。色や植生、霧、光はデフォルメされ、地形の高さは見やすさのために誇張されており、密集した市街地の建物はたいてい省いています。それぞれのページで、そのシーンの範囲を説明しています。
- その場所の風水がよいかどうかを教えてくれますか?
- いいえ。山と水の配置を表す伝統的な用語は、風景を観察するための視点として使っています。サイトが「気」を測ることはなく、運勢や金運、土地選びについての判断も一切行いません。
- スマートフォンでも使えますか?
- はい。タッチ操作で回転や拡大ができます。3D モデルの読み込みにはネットワーク接続と WebGL 対応のブラウザが必要ですが、読み物の本文は 3D シーンがなくても読めます。
- 回瀾谷は実在する場所ですか?
- いいえ。オリジナルの架空の風景で、サイト上でもそのように明記しています。実在の景勝地ではなく、古典に出てくる挿絵を再現したものでもありません。
- 対応している言語は何ですか?
- サイトは現在、簡体字中国語で書かれています。
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Guanqi についてのご質問は、hi@pomodiary.com までメールいただくか、お問い合わせページをご覧ください。
